亜鉛版で表札を作ってみた

こんにちは!
今回はちょっと趣向を変えて、亜鉛版の変わった活用例をご紹介いたします!

亜鉛版の特徴

箔押やエンボス、細かなデザイン等々に使われる亜鉛版ですが、実は、印刷用の版としてだけではなく
“錆びない”という特徴を利用して、なんと『表札』としても使えるのです!
今回はフナミズ刃型製版唯一の営業協力のもと、亜鉛版の表札が完成するまでをご紹介します。

表札の作成過程 ①ラフ画の作成


「こんな感じで~」という希望を手描きしてもらいました。
苗字の周りに星を散りばめるファンシーな感じですね(笑)

表札の作成過程 ②版下データの作成


貰ったラフ画を基に、イラストレーターにてデータを作成しました。
某有名ワンダーランドに出てくるようなイメージで仕上げます♪

表札の作成過程 ③製版


表札は印刷用とは異なり、逆版にて作成します。
いつも通り製版してしまうと、名前が逆転した表札が出来上がってしまうので要注意です。

表札の作成過程 ④インクの流し込み


ここまででも十分キレイな仕上がりなのですが、表札らしく色を付けたいと思います!
全体にインクを流し込み、1時間程度待ちます・・・。
今回は黒インクを流しましたが、カラフルに作ってみるのも良いかもしれませんね。

表札の作成過程 ⑤完成!!


インクを流し込んだ後、不要な部分のインクを拭き取り、表面を研磨して完成です!
アミにキレイにインクが入り込み、しっかりと色がついています。
ちなみに、名前部分はアミ90%、星はそれぞれで濃度を変えています。


どうでしょうか。とても素敵な表札ができました!
他にも自分の好きな写真を使ってこんなプレートも作れてしまいます。

興味を持っていただけましたか?

もちろん皆様からのご注文を承れますので、気になる方は是非お問い合わせください!
※インクの流し込みにはご対応できませんので、あしからずご容赦ください。
詳しい亜鉛版の製作行程を知りたい方は過去に特集していただいたこちらの記事を見て下さい!
とってもわかりやすく書いてあります。

シャープな細線まで再現! 亜鉛版の製版現場をレポート