昨年2021年7月から当社ではSDGsについて積極的に取り組んで参りました!
今回のブログはSDGs推進を担当した木原優が書かせて頂きます。
SDGsとは
ニュースやCMなどで聞くことが多くなったSDGs。
「名前は知っているけど詳しく知らない」という方も多いのではないでしょうか。
SDGs(Sustainable Development Goals)を日本語訳すると「持続可能な開発目標」
となるのですが、何ともわかりにくくないですか!?
なので私はSDGsをこのように捉えることにしています。
「今とこれからの環境や資源、そして人権の問題を解決するための目標」
多少長くなってしまいましたが、イメージしやすくなったのでよしとしましょう。
SDGsのルーツ
SDGsは、日本国内では2021年あたりから急激に検索されるワードになったようですが、実は今に始まったことではなく、SDGsが国連(国際連合)で採択されたのは2015年で、更に遡るとSDGsは2000年に採択された2015年までに達成すべき国際目標MDGs(ミレニアム開発目標)の後継となる目標です。
またSDGsのSD(Sustainable Development)は「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」という考え方で、国連で提唱されたのは1987年です。
更に大元を辿ると1945年に国連が創設された際の国際連合憲章(国連の基本文書)に人権の尊重が記載されたのがルーツとも考えられます。
下図は国連とSDGsの大まかな年表になります。
当社がSDGsを意識した背景
昨年2021年にSDGsをニュースやCM等で頻繁に見かけ、SDGsについて詳しく調べてみたところ、当社のこれまでの企業活動で手掛けてきたことがSDGsの目標に合致していたことが多々ありました。
またSDGsが提唱する「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」の考え方は、当社が目指す企業としてのあり方に近いと思えたため、会社としてSDGsについて勉強をし、意識して取り組むことに決めました。
またこれからの時代はお客様からも、従業員からも、企業に社会貢献感が求められるようになってきているのも要因の1つです。
大学生へのSDGsに関する調査
出典:株式会社学情インターネットアンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000747.000013485.html
※2023年卒予定大学生・大学院生936名が回答
実際に取り組んだこと
SDGsの活動の中心となる推進チームを各部署から選定し、SDGsに関してのウェビナー受け、勉強をしてもらい、それから月に一度、SDGsチームが今後の活動について話し合う場を設けました。
まずは当社のこれまでの事業活動がSDGsのどの目標にマッチするかを洗い出しました。これをSDGsマッピングと言うそうです。
その後、自社の経営資源(人・モノ・資産・情報・時間・知的財産)でできることでまだ取り組んでいないことは何かを考え、すぐに改善できることはすぐ改善し、改善まで時間がかかる内容のものに関しては、2030年に向けての目標として計画を建てました。
最後に、当社のSDGsに関する取り組みを外部へ発信するためにSDGsのウェブページを作成しました。詳しい取り組みについてはそちらにて紹介させていただいておりますので是非ご覧ください。
一部取り組み紹介
さいごに
私個人、いざSDGsについて勉強しようと思った際に、インターネット検索をして色々なページを見ましたが、その中で一番見やすくわかりやすかったのは相模原市のHPでした!かわいいキャラクター達がおかしな掛け合いをしながら、難しい言葉を使わずにSDGsについて説明をしていて、まるで池上彰先生が説明しているのかと思いました。
相模原市SDGs特設サイト「SDGs one by one」
その相模原市といえば、最近ゴミ焼却施設から3,700万円相当の金銀を回収したとニュースになっていました。
同市はごみを高温の砂で蒸し焼きにする焼却炉を導入していて、焼却炉ではゴミとして捨てられた電子機器などに含まれた貴金属が燃え残り、底に砂と混じって堆積するそうで、1年間で3,700万円相当の金銀が回収されました。また、その収入で清掃工場や施設の修繕をするそうです。
金と銀という貴重な天然資源を再利用しているのは、SDGsの目標12「つかう責任つくる責任」に関連した取り組みと言えます。またそれだけでなく自社の収益を上げています。さすが積極的にSDGsを推進しているだけあるなと関心しました。
ちょっと極端な例だったかもしれませんが、相模原市の金銀回収の話のように当社では「SDGsの目標」イコール「自社の経営目標」と捉え、SDGsについて取り組むことは当社にとってもメリットがあることだと考えています。
当社ではSDGsについて取り組みを始め1年ほど経ちましたが、部署間連携、業務の改善と効率化、経費削減等、事業活動の見直しの機会となりました。
当社もまだまだこれからですが、SDGsウォッシュと呼ばれる見せかけだけのSDGsにならないよう当社のような中小企業でもできることを続け、少しでも持続可能な世界実現の力になれたらと思います。