昨今話題に上がることが多いBCP(=事業継続計画)ですが、皆様は十分に対策を取れておりますでしょうか。
今回は、自社内でどうしても十分なBCP対策が取れない時、当社をご活用くださいというお話です。
BCPとは
企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
緊急事態は突然発生します。有効な手を打つことがきでなければ、廃業に追い込まれる危機も。また、事業を縮小し従業員を解雇しなければならない状況陥る恐れも出て来てしまいます。
緊急事態を乗り越えるためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、緊急時に事業の継続・早期復旧を図ることが重要となります。
当社製版の活用方法
「製版会社」と聞くと、樹脂凸版・亜鉛凸版・フレキソ版などの「印刷版」を提供する会社と捉えられがちですが、実はデータ作成のみも承っております。例えば、以下のような時に当社を活用いただけます。
データ作成者が休んでしまった!
普段、製版データの作成を担当している方が急病で休んでしまった・長期休暇に入ってしまった等の理由で一時的に人手が足りなくなった時にも当社を活用ください。
製版は自社で行うという場合は、データの加工・調整をしたイラストレータのデータ、もしくはエスコグラフィックス社のCTP用RIP済データでのご納品も承っております。
また、ラベル現物や工業見本図からのデータ起こしも行っております。複雑なデザインなどの場合、色味も含めて完全に一致とはいかない場合もありますが、単色・カラー物問わず作成しますので是非ご相談ください。
製版機の調子が悪い・・・!
ある日突然、製版設備(CTP・露光機等)の調子が悪くなったという時も是非ご相談ください。完成データを15時までにご入稿いただければ当日発送させて頂きます。
※弊社で所有している製版設備がエスコグラフィック社様のものになるので、普段SCREEN様の設備を使用されている場合ですと版の再現性にやや差が生じる場合がございます。
当社のBCP対策
製品の安定供給に向けて
版や型を製造する為の原材料等は、最低1~3か月分は常に確保しております。
また、機械等の故障が発生した場合は近隣の協力会社様との連携等の対応策を講じて、製品の安定供給体制の構築に取り組んでいます。
社内の取組み
自然災害を想定した避難訓練を年に1回実施しております。今年は3月11日に火災を想定した避難訓練を実施し、避難経路と指定避難場所の確認を行いました。実際に避難してみると、朝霞工場の従業員全員が建物の外に避難するのに3分半ほど掛かってしまいました。伝達ミスがあったのが原因のようです。また、その日に出勤していない従業員がいたりして、全員が避難できたかの確認にも課題が見つかりました。今後も想定する災害を変えたりしながら訓練を繰り返し課題を克服していきます。
ちなみに、今回の避難訓練では出番がありませんでしたが、社員一人一人避難用ヘルメットも用意しております。フナミズのロゴシールが貼られていてなんだかとてもオシャレです♪
このような社内の安全対策と合わせて、一部従業員で在宅ワークにも対応できるよう事前にテストを行っております。
実際にDTPオペレータが新型コロナウイルスの濃厚接触者になった時にも慌てずに在宅ワークに切り替え対応することができました。
その他、緊急時の対応としてグループウェア内に緊急連絡網を設けたり、社内に充電式ラジオとアルミブランケット・非常用食料・飲料水を常備し、従業員のいざという時の安全の為に備えています。
非常用食料と飲料水は消費期限が切れる前に従業員に配布し、新たな物を用意しております。
何かが起こるその前に・・・
緊急事態はいつ発生するかが分かりません。実際に製版設備が故障した時やデータ担当の方がお休みされる1、2日のスポットで弊社を頼ってくださるお客様もいらっしゃいます。さらに、近年ではそういった状況を想定して事前に製版テストを依頼されるケースもあります。
また、版は製版屋に依頼している会社様や刃型の製造会社も1社のみに拘らず、何かあった時のもう1社を事前に探しておくことはとても重要です。不測の事態で版型の供給が一時的にでも止まってしまったら、突然の廃業を告知されてしまったら・・・
もし、これを機にフナミズを頼ってみようかな~ということがありましたら是非ご相談ください!樹脂凸版、亜鉛凸版、ゼンマイ刃、フレキシブルダイ(腐食刃)、ビク型のすべてを自社で製造しているので、製品ごとに会社を探す手間も省けますよ!